世界一周経験者がおススメする世界のお祭り11選。

フィリピンセブ島のお祭りシヌログルートの作り方の記事の中で、お金も時間も限られているのだから、本当に行きたいところへ行こう!という話をしましたが、そのためには世界にはどんな素敵な場所があって、どんな面白いお祭りがあるのかを知っている必要がありますね。

というわけで、今回は世界のお祭りについて書いていきます。

ちなみに個人的にとても思い出に残っているのは、ラオスのルアンパバーンという街で行われた船のお祭りです。首都のビエンチャン滞在中、次はバンビエンでチューブに乗ってラオビアでも飲みながら川下りを、と思っていたところに、「近日中にルアンパバーンでお祭りがあるらしい」と聞きつけて、急きょ移動したのです。

実際に行ってみると、町内会対抗ボート競走!というような規模でしたが、選手たちとそれを応援する人々の熱気に包まれて、最後には一緒にガッツポーズをしてたりとなかなか楽しい経験になりました。

そんな私の話はさておき、ここでは国際的に有名なお祭りを紹介していきます。

※行われる月順です

-Sinulog-シヌログ/フィリピン・セブ/毎年1月の第三日曜日


セブ島シヌログ祭シヌログ公式HP

え?そんなお祭り聞いたことが無い!と思われるかもしれませんが、われらがCROSS×ROADの本拠地であるセブ島最大かつフィリピン最大のお祭りなので紹介します!

16世紀にマゼランからセブの女王に送られたサント・ニーニョ(幼いキリスト)の像を祭るお祝いです。実は、歴史の教科書にも登場するフェルナンド・マゼランはキリスト教を布教するためにセブ島に立ち寄っているのです。

その際に、当時のセブのフィアナ女王に贈られたのがこのサント・ニーニョ像です。その後幾度となく協会が火事に見舞われましたが、このサント・ニーニョ像は当時の姿を保ち続けたということで、セブの人々に奇跡の象としてまつられるようになりました。

そして、1年に1度、このサント・ニーニョ像を祭るために行われるのがシヌログ祭りというわけです。

フィリピン中から集まったダンサーが華やかな衣装を身にまとい街中をねり歩きます。この日は夜中までお祝いモードで、街の中心地は音楽と笑いに満ち溢れます。最近では、ヘナペイントやフェイスペイントでは飽き足らず、ペンキをかけあったりもするようです。

-Up Helly Aa-ウップ・ヘリ―・アー/シェトランド諸島・ラーウィック島/1月の最終火曜日

ウップ・ヘリー・アー公式HP

ヨーロッパでもっとも大きな火祭りと言われており、バイキングの祭典です

かつてはクリスマスの24日後を祝うイベントだったものが、住民の騒ぎ方が荒々しく危ないものだったため、1880年代になって一部の若者がお祭りとして整備したことが始まりとだそうです。その時に、名称を“Up Helly Aa”とし、”仮装““松明をかかげながら行進”そして“バイキング”というテーマをお祭りに取り入れることにしました。

お祭りの当日は「The Guizer Jarl and his squad」(Guizer Jarl=祭りの長、Squad=その他のバイキングたち、ジュニアの部隊もある)がバイキング姿で街を練り歩きます。そして、お祭りのクライマックスの、たいまつ行列が始まると、激しく燃えるたいまつを手に住民900人が街を練り歩き、夜の空は真っ赤にそまります。最後には海賊船を1隻、燃やしてしまうそうです。

この激しいお祭りの背景には、街を盛りあげよう、島民で結束して街をよくしていこうという100年以上にわたる努力があると思うと、さらにお祭りが楽しめそうです。

※観光客は行列に参加することはできませんが、お祭りの後のお祭り騒ぎに(笑)に参加すれば、すぐに島民の人たちと仲良くなれすはずです。

ヴェネツィアのカーニバル/イタリア・ベネチア/2017年は2月19日~2月28日

ヴェネツィアのカーニバル※年によって開催日が変わるので、気を付けてください!

ヴェネツィアカーニバル公式HP(2017年)

世界中から毎年300万人の人が集まるという世界的に有名なカーニバル。ちなみに、世界3大カーニバルのひとつと言われています。(他の2つは、ブラジルのリオのカーニバルと、トリニダード・トバゴのトリニダード・カーニバルです。)

豪華な衣装と仮面をまとった人々にあふれるベネチアは圧巻です。衣装をレンタルしたり仮面を購入したりして中世の貴婦人になりきってみましょう!サンマルコ広場周辺には、カーニバルのためのメイクをしてくれる出店もでているので、衣装までは、、、と思ったらメイクで楽しむのもよいですね。こんな素敵なカーニバル、一度は行ってみたいですね。

リオのカーニバル/ブラジル・リオ/2017年は2月24日~27日

リオのカーニバル

リオのカーニバルHP(オフィシャルではありません)

教科書にも出てくるあのリオのカーニバル。その華やかさと躍動感には圧巻。カーニバルのためだけに作られたスタジアムを派手な衣装をまとったスタイル抜群のダンサーたちサンバの音楽に乗って練り歩きます。製作費は4億円を超えるとも言われています。

街中をダンサーたちが練り歩いているようなイメージですが(実際に踊っていますが)、実はクライマックスはカーニバル専用に造られたスタジアムで行われます。

つまり、“競技”なのです。日本のプロサッカーリーグのJ1、J2のように、カーニバルにも上位チームと下位チームがあり、上位チームの下層は翌年下位チームの上層と入れ替わるというシステムがあります。そして、優勝賞金は約5億円弱。これは熾烈な争いになるわけです。

多いチームでは2,000人ほどの構成員がおり、この日のために1年間練習して本番に臨みます。ブラジルでは、カーニバルのために整形手術をすることも特別なことではないそうです。

しかも、顔ではなく、胸やおしりをカーニバル映えするように手術をするそうです。この熱意を知ったうえでカーニバル会場に足を踏み入れると、感動もひとしおです。

ただ、1チームがパフォーマンスを終えるのに2時間弱かかるので、見る方も徹夜になります。上着と、お尻が痛くならないようなクッションなどがあるとよいですよ。

※リオの北部にあるサルバドールという街では、日本人でも参加できるカーニバルがあるのでそちらもおすすめです。

ホーリー祭/インド全土/2017年は3月13日

インドのホーリー祭もともとはヒンドゥー教の豊作を祈願するお祭りだったものに、悪魔祓いの伝説などが合わさって、現在のように水や色のついた粉を投げ合うスタイルになったようです。

もともとは悪魔を追い払うために泥や汚物を投げつけていたようで、最初は黄色、赤、緑の塗料を使っていたようですが、現在では色とりどりの塗料が使われていますね。

この日はカーストを超えて交流できる日であるというのも特別ですね。私たち観光客も一緒になってカラフルな水をかけあい楽しめる日です。もともとカオスなインドがさらにカオスになるこのお祭り、恐ろしくもありますが、参加したら絶対に楽しいに違いありません。

ソンクラン/タイ/毎年4月13日~15日

ソンクラン水かけ祭り別名水かけ祭り。もともとはタイの旧暦の新年を祝う日で、家族が集まってお清めを行う日だったものが、このお清めの時の風習-年長者の手に水をかけてお清めをしていた-が残り、水かけ祭りと呼ばれるまでに発展したそうです。

文字通りひたすら水をかけあうお祭りで、何人だろうが、どんな格好をしていようが容赦なく水をかけられます。CROSS×ROADの生徒さんからはトマティーナと並んで人気のお祭りの一つですが、FBなどに上がってくる写真を見ていると、その本気度合は半端ないです。水鉄砲から発射された水が口の中に命中してゲ●ピーになったという話もあるのでご注意を。

牛追い祭り(サン・フェルミン祭)/スペイン・パンプローナ/毎年7月6日~14日

パンプローナという土地の守護聖人、聖フェルミンを祭るための宗教儀式が、ヘミングウェイの小説「日はまた昇る」の舞台になったことから有名になり、現在では世界中の注目を集めるお祭りとなっているそうです。

サン・フェルミン祭りは、商業見本市とそれに付随するお祭り(その中で闘牛が行われていた)、守護聖人を祭る宗教儀式の2つを統合させたものだそうです。闘牛を牛舎から闘牛場へ移動させるものだったのがいつしか人がその前を走るようになったのだとか。今では1,000人以上の参加者がいるそうです。

何百人もの人々が合計12頭の闘牛の前を走ります。その距離825m。道幅は4~5m。これを約3分でかけぬけます。

日本では「牛追い」と呼ばれますが、人が牛に追われるかたちです。外国人である私たちも参加できるようですが、とても危険なお祭りですのでおすすめできません。ちなみに、女性の参加は1974年に禁止されました。それまではOKだったということもすごいですね。

トマティーナ/スペイン・バレンシア/8月の最終水曜日

トマティーナ

毎年5万人もの人が集まって、ひたすらトマトをぶつけ合うというお祭りです。ちなみにこのお祭りが行われるブノルという街は人口9,000人ほど。

当日の朝、街の中心のプエブロ広場に、トマトを積んだトラックが到着しますが、これはまだお祭りの始まりではありません。

まず初めに、パロ・ハボンというイベントが行われます。石鹸を塗った棒の先に生ハムが括り付けられており、大勢の人がその生ハムをとるためによじ登り、誰かがその生ハムをとった時点で、トマト熱が高まり、役場の合図と共にトマトの投げ合いが始まり、1時間ほど続けられます。

一見楽しそうですが、実際にはかなり壮絶で痛いのだそうです。トマトに溺れてお腹を壊す人も多いのだとか。それでも世界一周するなら外せないお祭りのひとつであることは間違いないですね!

※近年はチケット制です。

オクトーバーフェスト/ドイツ・ミュンヘン/9月の最終週から10月の初めの週にかけて

オクトーバーフェスト

日本でも「オクトーバーフェスト」という名前はもう定着していますね。本物は、ドイツのビール醸造開始を祝う祭りであり、毎年700万人もの観光客が訪れるという世界最大のビール祭りです。ビール好きの人には欠かせないお祭りです。

ミュンヘンの中心部にある、テレージエンヴィーゼ(東京ドーム9個分らしい)という広場で行われ、遊園地なども併設されます。ビアツェルトというテントが立ち並び、ビールだけでなく、ソーセージや鳥の丸焼きなど様々な料理も一緒に楽しめます。

飲んだくれて大変なお祭りなのでは?と思いがちですが、主役はビールなので、酔いつぶれることなくビールを堪能するのが前提だとか。夢のようですね。伝統料理や衣装も楽しめるので、まだビールの美味しさに目覚めていない人でも楽しめるのではないでしょうか。

死者の日/メキシコ/11月1日2日

死者の日日本で言うお盆にあたる日で、故人を忍ぶ日です。2003年にはユネスコの無形文化遺産に登録されています。

メキシコでは3,000年も前から祖先の骸骨を身近に飾る風習があったそうです。オフレンダと呼ばれるカラフルな祭壇をつくり、故人が好きだったものをお供えします。

とにかく街中がガイコツをモチーフにしたグッズ、ガイコツのフェイスペイントと仮装をした人々であふれかえります。同じお盆でも、日本とメキシコの国民性の違いが表れていておもしろいですね。

メキシコ全土で祝われるもので須賀、特にミチョアカン州のハニッツィオ島、オアハカ州のオアハカが有名です。

ローイクラトン(イーペン祭)/タイ・チェンマイ/毎年陰暦12月の満月の夜(新暦10~11月)

タイのコムローイタイ国政府観光庁公式HP

農業の収穫に感謝し、また、罪や穢れを水に流し魂を清めるものです。バナナの葉や紙で作られたクラトン(灯篭)を川に流します。

タイ各地でおこなわれますが、チェンマイでは特にイーペン祭りと呼ばれ、灯篭を川に流すだけでなく、コムローイと呼ばれるランタンを夜空一面に飛ばします。その幻想的な光景はディズニー映画のラプンツェルのモデルにもなったと言われています。

この期間には、市内のターペー門を中心に、象や様々な形のランタンが飾られたり巨大な灯篭の山車のパレードなども行われます。

世界には数え切れないほど素敵なお祭りがあります。行きたいお祭りを点と点でつないでいくと、その間にも出発前には知らなかったようなものに出くわすこともあると思います。自分だけが知っている、そんな経験ができたらそれもまたよいですね。